＜技術豆知識＞
CEマーキングとは何ですか？　

CEマーキングとは、欧州委員会（EC： European Commission）が制定したニューアプローチ指令と
呼ばれる欧州共通の法令に対して、製品がその使用者の健康や安全保護などを規定した各指令の
必須要求事項を満足していることを示すマークです。

製品の製造者や輸入事業者は、製品がEU加盟国域内に上市されるまたは使用される前に適合性評価
を実施しなければならず、それに満足する製品のみがマークの付与を許可されます。

その各指令を満足していることを評価する基準として、EN（EN： European Norm）規格が
発行されています。
（引用元：電気・電子・機械系実務者のためのCEマーキング対応ガイド 日本規格協会発行）

弊社製品において該当する主な指令は以下の３つです。

１.低電圧指令
　定格電圧AC50〜1000V、DC75〜1500Vで動作する機器が対象で､電気に起因する危険から
　防護することを要求しています。(適合規格例:EN60598-1)

２.EMC指令
　電磁環境両立性（EMC）に関して定めた指令で､他の装置に悪影響を及ぼす電磁ノイズ発生
（Emission）と他の装置から放出される電磁ノイズに対するノイズ耐性（Immunity）の両方の
　対策を要求しています。(適合規格例:EN61000-6-2、EN61000-6-4)

３.RoHS指令
　電子・電気機器に含まれる有害物質の使用を制限するための欧州連合（EU）の
　指令のことです。(適合規格例:EN50581:2012)

RoHS指令の詳細については「技術豆知識　RoHS指令とは何ですか？」をご覧ください。