導入ステップ「スタートアップキット」

電波調査

電波環境調査は必ず実施ください

WD導入予定エリアの設備ノイズ発生状況、2.4GHz帯Wi-FIの利用状況、設備の配置、工場の構造的環境などを考慮して機器の設置、設定を行う必要があり、WDシステムを安定稼働させる為の必須条件となります。

電波環境調査のご依頼方法

スタートアップキットには受信機1台分エリアの電波環境調査サービスが無償付帯しています。
サービスのお申し込み方法はキットに同梱されている「お客様登録のご案内」に記載されているスタートアップキット専用の「お客様登録」ホームページからご依頼ください。
また、調査希望日はお客様登録日より2週間先以降での受付となります。
無償サービスの範囲を超える調査については、販売店様または弊社営業所へお問い合わせください。

電波環境調査報告書について

調査実施後、約1週間で報告書を提出いたします。
報告書の内容に合わせWDの無線CHを設定し、推奨の場所へ受信機を設置してください。

報告書の概要スペアナによるノイズ測定

WDと他の無線システムとの併用について

AirGRID® WDは無線LANと同じ2.4GHz帯域を利用しますが、無線LANの利用チャンネルの隙間で運用できる無線規格となっており、周波数帯域が重ならなければ2.4GHz帯の無線LANと共存可能な無線システムです。
また、複数の受信機で運用する場合もグループID(WDシステムではExtendedPanIDという)を使い分けることで、同一無線チャンネルでも複数受信機で運用が可能です。
また、Bluetoothとの併用やZigBee無線同士の隣接するチャンネルで運用する場合もお互いの影響は受けません。

上図のように無線LAN CH1,6,11をご利用の場合もWDシリーズはCH15,20,25,26が併用できます。

安定した無線通信に必要な空間について

・各機器(WDR、WDT)の見通し状態には「障害物が無い見通しのよい空間」(以下フレネルゾーンと記載)が必要です。
・フレネルゾーンは立体的な空間で構成され、それを確保する寸法目安は次のとおりです。

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見通し距離L:20mの場合→ フレネルゾーンの直径D:1.6m程度
見通し距離L:10mの場合→ フレネルゾーンの直径D:1.2m程度
・このフレネルゾーンが確保されていない場合、障害物の影響により通常よりも通信できる距離が短くなる場合があります。

注意

・下記のように受信機と送信機を同じ壁面に取り付けた場合、フレネルゾーンの障害になり通信性能が低下する恐れがあります。
また、壁面だけでなく天井、床面や大型設備などの障害物も同様です。
このような場合は受信機、送信機ともにできるだけ壁面から離すなど、設置上での工夫をおこなって下さい。

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無線ネットワークが構成できる受信機と送信機の組合せについて

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利用シーン別のソフトウェア選択方法

WD-LR-Z2のフォーマットについて

※WD-LR-Z2の出荷時の設定は標準フォーマットです。

  • 標準フォーマット

    WD-Z2と互換のフォーマットです。信号灯の赤・黄・緑・青・白の情報の内、4つの信号灯情報で構成されます。
    ※うち1つの情報は電源線という定義になります。

  • 拡張フォーマット

    WD-LR-Z2で新しく追加されたフォーマットです。信号灯の赤・黄・緑・青・白・ブザーの6つの信号灯情報で構成されます。

新規導入のお客様

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利用できるソフト

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システム運用ソフトウェア

WDS-WIN01

既に導入済みのお客様

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利用できるソフト

11

WDS-AUTO2

14

利用できるソフト

15

システム運用ソフトウェア            

WDS-WIN01  WDS-AUTO2

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利用できるソフト

11

システム運用ソフトウェア

WDS-WIN01

17

利用できるソフト

11

システム運用ソフトウェア

WDS-WIN01

※Ver.1.03以降  

現行のWD-Z2シリーズと旧WDシリーズはIEEEの規格改定により無線システムに互換性がありません。そのため、データ収集ソフトを使う事で稼働データを統合し管理できるシステム構成となっています。WDS-AUTO2のVer.2.0以降は両シリーズに対応しております。