rcatal_電源トランス(R0230C05)
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トランス技術資料接地の目的(機器外郭の接地)接地(アース)は、機器外郭(人が触れる可能性のある金属部)と大地との間を接続し、漏電が発生した時の電位を大地電位と等しくさせ感電を防止することを目的とします。トランスの接地電気設備技術基準において機器外郭は、ケースなしの場合は鉄心部、金属ケース入りの場合はケースが対象となり、接地することが義務付けられています。トランス二次側の接地は、負荷の種類や設置環境、安全施策方法などの違いにより接地方法も異なりますので、当該設備の電気主任技術者にご確認のうえ接地するようにしてください。接地工事の種類接地抵抗値区分A 種接地工事10Ω高圧(AC600V 超)または特別高圧(AC7000V 超)の設備接地B 種接地工事(※1)高圧(特別高圧)から低圧への混触防止C 種接地工事10Ω(※2)AC300V超過低圧設備接地D 種接地工事100Ω(※2)AC300V以下の低圧設備接地※2 地絡を生じた場合に、0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を取り付けたときは500Ω以下※1            で算出される抵抗値Ω以下150(V)1線地絡電流(A)300V以下(200V、100V系)は機器外郭をD種接地する必要があります。300V超過(400V系)は機器外郭をC種接地する必要があります。•単相トランスは二次側0V端子を接地します。•三相200Vは二次側v端子を接地します。•三相4線式は中性点を接地します。【一般的な接地方法】トランス技術資料タイプ名の指定方法太陽光発電システム用三相絶縁トランスDVTR-PVDVS-UTDVT-UT国内標準トランスインフォメーションDVSCDVSRDVTCDVTDDVTRDVQRDVGRDVER海外規格トランス電源トランス55

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