rcatal_電源トランス(R0230C05)
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太陽光発電システム用三相絶縁トランスDVTR-PV電源トランストランス技術資料タイプ名の指定方法DVS-UTDVT-UT51国内標準トランスインフォメーションDVSCDVSRDVTCDVTDDVTRDVQRDVGRDVER海外規格トランストランス Q&Aトランス技術資料Q6. UL認証品とは何ですか?AQ7. c-UL-usマークとは何ですか?AQ8. TÜV認証品と、CE(EC指令適合品)の違いは何ですか?AQ2. トランスの寿命と温度はどう関係しますか?AQ3. トランスの一次と二次を逆にして使用できますか?AQ4. FGと書いてあるねじは何のためにあるのですか?AトランスにおけるUL認証品といわれているのは、UL506認証品のことでトランスの仕様ごとにUL規格試験が行われます。またUL506を取得するためにはUL1446(絶縁システム)を製造工場で取得することが必要になります。この絶縁システム取得工場でUL規格試験に合格した仕様により製作したトランスはUL認証トランスとなります。それ以外の仕様でも絶縁システム取得工場でUL指定材料を使用したトランスはUL1446認証品となります。UL認証品には、  マークがつきます。Q1. トランス容量選定はどうすれば良いでしょうか?A負荷により容量選定は異なります。目安としての計算式は以下となります。c-ULマーク、c-UL-usマークもULマークとともにULの安全マークですが、ULマークはアメリカの安全規格に従って試験をして適合したもの、c-ULマークはカナダの安全規格に従って試験をして適合したものという意味です。c-UL-usマークはアメリカ、カナダ両国の規格に適合したもので、ULマークとc-ULマークを合わせて表記したものです。欧州では法律によりEC指令(機械指令、EMC指令、低電圧指令)が義務付けられています。それに伴い、安全要求事項を具体化しているEN規格を欧州統一規格としてEU各国が採用しています。EN規格はIEC規格と内容的には整合しておりますので、いずれの規格でも適合したものにはCEマークを付けることができます。ただし、CEマークは製造メーカが自身の試験で適合を宣言すれば自己宣言書とともにだれでも添付できます。もしトラブルが発生したときは製造者の責任でTCF(技術レポート)の提出やメンテナンスが義務付けられます。製造者がだれでも宣言でき、またメンテナンスも製造者責任との意味合いからメーカによっては第三者で適合試験をしたものを採用したいとの考えからTÜVプロダクトサービスなど認証機関の必要性が出てきました。それがTÜV認証品となります。Q5. ケース入りの場合のIPはいくつか?A当社では3種類のケースをご用意しています(機種により異なります)。各々のIP値は以下となります。トランスは非常に故障しにくく、長い寿命を持つ機器です。その中で、比較的寿命が短い部品が絶縁体であり、温度は絶縁体の劣化原因のひとつとなります。温度が高くなると絶縁物の劣化が進み、破壊される危険が増していきます。余裕のある容量のトランスを選定してください。二次側で定格電圧が出るようにトランス内部の損失分を考慮しております。よって逆接続した場合、一次側の電圧は低くなりますので、逆接続は推奨いたしません。FGとは、フレームグランドのことです。電気設備技術基準において、トランスは接地が義務付けられており、そのためのねじです。詳しくは55ページ「トランスの接地」を参照してください。(一般的な目安としては2倍程度となります)インバータ負荷:トランス容量>インバータ容量×1.5倍以上抵抗負荷   :トランス容量>抵抗負荷容量×1.2倍以上誘導性負荷  :トランス容量(kVA)>[負荷容量(kW)][負荷の力率]×[負荷の効率]※力率や効率が不明の場合は、54ページ「容量算定例」を参照してください。※上記はあくまで目安となります。使用される環境等によっても異なりますので、ある程度余裕のある容量選定をしてご使用ください。また、設備設計者の方に必要とする容量をご確認のうえご選定ください。※保護構造(IP)に関しては、56ページ「保護構造」を参照してください。・屋内通気型 IP20・屋内防滴型 IP22・屋外防雨型 IP23

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