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世界的なIoT化の流れを受けて、多くのお客様に導入実績を誇る「AirGRID®WD」シリーズであるが、自社国内生産の主力拠点である三田工場には導入されていない状況であった。販売台数が順調に増えていく中で、「何故、自社の工場には導入されていないの」との声が、社内のあちらこちらから聞こえてくるようになった。そこで生産現場では、「AirGRID®WD」の活用『三田工場の魅せる化』をテーマとして活動を開始した。「AirGRID®WD」導入に際し、三田工場が直面している「多品種少量生産」の生産現場を可視化し改善することに決めた。これは、日本の製造業が直面している課題とも一致し、ここで改善成果をだすことが出来れば、より多くのお客様に貢献できると考えたからだ。「AirGRID®WD」を導入することで、二次的なメリットを生み出すこともできた。生産現場の生産性向上はもちろんであるが、実際に使用することで分かった現場の声を製品開発部門へ迅速にフィードバックできるようになった。今後は、自社製品の活用事例を更に拡大し、生産現場の「可視化」による現場改善を加速化させていくと共に、工場としての新たな付加価値を創出していくことが、我々の使命であると感じている。『三田工場の魅せる化』をテーマとして活動開始試行錯誤を重ねた組立作業のデータ取得方法「AirGRID®WD」を導入するにあたり作業者に負荷や手間をかけずにデータの収集・蓄積を行うことを前提に、色々なセンサやスイッチなどを検討し海外工場への展開も考慮すると低コストで且つメンテナンス性が高い機器構成で見える化を実現する必要がありました。当初は、表示灯の作動を作業者による押しボタン方式でスタートしましたが、正確なデータの抽出や作業者への負荷や作業性の面で問題があり、試行錯誤を重ね、現状のセンサ方式を採用し「AirGRID®WD」を組合せることで目的を達成することが出来ました。生産部 生産技術課生島 義貴2017年11月から三田工場に導入された「AirGRID®WD」。主力生産ラインの稼働管理が開始された。受信機LR6/LR5用 送信機送信機推奨送信機接続台数MAX30台20台※2WDR-L-Z2WDR-L設置型受信機オープン価格WDR-LE-Z2(海外用)オープン価格接続方法LAN/USB消費電流typ.65mA複数台運用可※4WDT-6LR-Z2信号灯LR6型専用送信機オープン価格WDT-5LR-Z2信号灯LR5型専用送信機オープン価格LR5シリーズ適合信号灯機種見通し電波到達距離20m※3LR6シリーズ適合信号灯機種見通し電波到達距離20m※3消費電流max55mA消費電流max55mA※ 電波の特性上、数値は参考値になります。●光電センサによる作業者検知の仕組み受信機WDT送信機導入製品現場担当者の声●新旧装置、メーカーが混在してもシステム構築ができます。●既存の信号灯(制限有り)を活用するので、低コストで導入が可能です。●24時間365日設備稼働データを自動収集できるので手書き日報のデータ入力や分析、資料作成から解放されます。●ワイヤレスシステムなので設備のレイアウト変更、更新、増設などの配線工事の手間を軽減できます。センサ26IoT活用のシナリオお客様の声基本 ソリューションアドオン ソリューション導入ステップ・技術資料

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