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遠隔監視システムを導入したことで、機械トラブルなどによる機械の停止時間の最小化や保守コストの削減を実現できました。また、工数をかけず、正確な機械の稼働状況を把握・可視化できるようになったことで、さらなる生産性の向上や、それにともなう作業時間の短縮などにも取り組んでいきたいと考えています。ハンマーで叩くタイミングやリズムを可視化できるようになりましたので、技術伝承による技術者の育成期間の短縮とコスト削減も実現できると期待しています。さらには間接的な効果となるかもしれませんが、AIやIoTといった先進的な技術を積極的に活用していることが、会社や職場のイメージアップにつながっていけば、人材の確保や他社との協業といった場面でも有利に働くと捉えています。遠隔監視システムの導入効果について教えてください。導入効果と今後の取り組み6パトライトへの要望や期待があればお聞かせください。パトライトの評価と期待7株式会社大智鍛造所製造部 技術・金型グループ課長 倉橋 伸太郎 氏 株式会社SHF事業本部 本部長 荒木 豊和 氏株式会社SHF開発部 番場 康裕 氏株式会社SHF開発部藤原 卓夫 氏      は、既存のパトライト表示灯に無線通信機を設置するだけで、機械の稼働情報を収集できるようになるので、私たちにとって最適なシステムでした。 また、パトライトはサポートも、迅速かつ丁寧なのでとても助かりました。今後も、遠隔監視システムの付加価値を高めるための提案や機能向上に期待しています。これからも、よろしくお願いします。* 取材日時 2018年11月 * 記載の担当部署は、取材時の組織名です。本社所在地代表者資本金従業員数本社所在地代表者資本金従業員数本社所在地代表者資本金従業員数■■■■■■■■■■■■大阪府大阪市淀川区田川北3-5-16 代表取締役社長 板見 吉博 1,000万円 50名兵庫県川西市加茂6-45-1 代表取締役社長 大智 靖志 5,000万円 47名 京都府福知山市字猪崎小字古黒353 代表取締役社長 岡田 正人 5,800万円 35名(2018年6月1日現在)::::::::::::株式会社大谷機械製作所株式会社大智鍛造所 株式会社SHF今後の取組みについても教えてください。先企業が増えれば増えるほど、AIにより様々な稼働環境の情報を学習・分析することができるため、より精度の高い故障予兆検知や分析情報の制御装置へのフィードバック、さらには省電力化など、鍛造機械導入先の企業全体がメリットを分かち合える設計思想となっています。リズムや打撃音など熟練作業者が感覚で制御している情報と、センサから取得した情報との関連性を導きだし、装置制御プログラムへと反映することで、可能な限り熟練作業者の操作を機械で再現できるようにしていきたいと考えています。また、エア鍛造装置の制御には大量のエアを利用するため電力を消費するのですが、AIによりムダを抑えた最適なエア制御を実現することができれば、大幅な省電力化を図ることができるのではないかと考えています。お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。24IoT活用のシナリオお客様の声基本 ソリューションアドオン ソリューション導入ステップ・技術資料

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