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当社は島津グループの一員として、株式会社島津製作所 フルイディクス事業部で取り扱っている、油圧ポンプ・油圧モータ・油圧バルブなどの油圧機器と、同社 産業機械事業部が取り扱っているターボ分子ポンプの製造を担っています。一部の設計から製造・検査まで独自のラインを構築・運用しており、妥協を許さない技術の追求と一貫した品質保証への取り組みにより、さまざまな機器のコンパクト化、軽量化、高圧化など多彩なニーズに応えています。加工設備に設置されているパトライト表示灯とAirGRID®の設備島津プレシジョンテクノロジーについてご紹介ください。「稼働率や可動率(べきどうりつ)を集計」することで、「設備の信頼性評価」、「生産能力向上のための分析」、「変化点管理」などの用途に利用しています。     稼働率と可動率の共有     (月次)設備グループごとに総稼働時間を集計し、日次、月次で稼働率と可動率を集計しています。集計された情報は、生産会議や職班長会議などにおいて報告・共有しています。なお、可動率は90%以上を維持することを目標としてほぼ実現できています。油圧機器を製造する機械加工職場において、加工設備の稼働データを取得するために利用しています。82台の加工設備に搭載しているパトライト表示灯すべてにAirGRID®を設置して、無線(IEEE802.15.4 ZigBee準拠)で設備稼働情報を取得しています。工場全体を無線受信機6台でカバーできています。パトライト表示灯およびAirGRID®を設置している、加工設備の種類の内訳は次の通りです。NC工作機械:82台(内訳:マシニングセンター、旋盤、歯切盤、研削盤など)なお、AirGRID®から取得した各信号灯の設備稼働情報は、パトチャート(GLOVIA smart MESPATCHART、現在「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart MES」に統合)で見える化しています。「加工ラインのムダ取りに、AirGRID®で収集したデータを活用しています」(石原氏)油圧ギヤポンプ(単体ポンプ)油圧ギヤポンプ(二連ポンプ)コントロールバルブパワーパッケージ利用例1(写真提供:島津プレシジョンテクノロジー)     の導入状況について教えてください。     で収集した加工設備の稼働データは、どのように利用しているのでしょうか。 島津グループの製造子会社「島津プレシジョンテクノロジー」12加工設備・ラインの稼働状況を可視化するため      を導入3      で収集したデータを活用して生産能力の向上を実現14IoT活用のシナリオお客様の声基本 ソリューションアドオン ソリューション導入ステップ・技術資料

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