S-AI03Ab_工業用端子台
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330端子台技術資料日本工業規格 「低圧開閉装置及び制御装置 第7部:補助装置-第1節:銅導体用端子台」 JIS C8201-7-1(抜粋)表1-円形銅導体の標準断面積及び導体径(JIS C 3307及びJIS C 3316による導体)より線 mm20.50.751.2523.55.5814 22 38 60 100150200250325単線 mm表2-端子台のJIS C 3307及びJIS C 3316の定格断面積又は導体径と定格接続容量との関係定格断面積又は導体径注a) JIS C 3307及びJIS C 3316にない標準断面積及び導体径である。より線mm2-0.5a)0.751.2523.55.58142238より線mm2単線mm-0.5a)0.5a),0.750.5a),0.75,1.250.75,1.25,21.25,2,3.52,3.5,5.53.5,5.5,85.5,8,148,14,2214,22,380.5a)0.5a),0.80.5a),0.8,10.8,1,1.21,1.2,1.61.2,1.6,2-----単線mm0.5a)0.811.21.62-----定格接続容量2 用語及び定義この規格で用いる主な用語及び定義は、JIS C 8201-1 の箇条2(用語及び定義)によるほか、次による。2.1 端子台 (terminal block)端子組立品(2.4参照)を絶縁部品に組み合わせた構造で、支持体に固定できる電気的接続のための器具。2.2 定格断面積 (rated cross-section)接続可能な形式の製造業者が定めた硬質(単線又はより線)又は可とう導体の最大断面積の値。熱的、機械的及び電気的要求事項は、その値による。2.3 定格接続容量 (rated connecting capacity)設計した端子台が接続可能な断面積の範囲、及び適用できる場合は導体数。2.4 端子組立品 (terminal assembly)同じ導電部に固定した二つ以上の締付具。4.3.4 定格断面積定格断面積は、表1に示す標準断面積から選択する。4.3.5 定格接続容量定格断面積が0.2~38mm2(単線の場合は導体径0.5~2mm)の端子台だけに適用する。端子台は、明示する定格断面積に対し表2に示す範囲の断面積又は導体径の導体を接続できなければならない。定格断面積が38mm2を超える端子台については、定格接続容量を規定しない。導体は、硬質(単線又はより線)、可とうのいずれでもよい。製造業者は、接続できる導体の最大及び最小の断面積並びに形式を明確にし、該当する場合には、各締付具に同時に接続できる導体の数を明確にする。製造業者は、導体の端末に必要な処理方法も明確にする。7.1.3 空間距離及び沿面距離製造業者が指定した端子台の定格インパルス耐電圧値(U imp)及び定格絶縁電圧値(U i)に基づく空間距離及び沿面距離の最小値は、JIS C 8201-1 の表13及び表15による。製造業者が定格インパルス耐電圧値(U imp)を指定しない端子台の最小値の指針は、JIS C 8201-1 の付属書JA(定格インパルス耐電圧を表示しない装置の絶縁距離)に従わなければならない。電気的要求事項は、7.2.2による。7.2 性能要求事項7.2.1 温度上昇端子台は、8.4.5によって試験したとき、温度上昇は45K以下とする。7.2.2 絶縁特性製造業者が定格インパルス耐電圧値(U imp)を指定する場合、[JIS C 8201-1の4.3.1.3(定格インパルス耐電圧)参照]、表3および表4を適用する。適用する場合、8.4.3a)によってインパルス耐電圧試験を実施し、これに耐えなければならない。絶縁の検証に対しては、8.4.3(絶縁試験)を適用する。7.2.3 定格短時間耐電流端子台は、8.4.6の手順に従って試験したとき、120A/mm2の定格短時間耐電流に1秒間耐えなければならない。7.2.4 電圧降下端子台に導体を接続することによって生じる電圧降下は、8.4.4によって測定し、8.4.4に規定する値を超えてはならない。7.2.5 エージング後の電気的特性(ねじなし端子台だけ適用)端子台は、8.4.7の手順に従ってエージング試験を実施し、これに耐えなければならない。8 試験8.3.3 締付具の機械的特性8.3.3.1 締付具の機械的強度試験この試験は、製造業者の指示に従い適切な支持体に通常の状態で取り付けた5個の端子台において、中央に位置する端子台の締付具2個に対して行う。8.4.4によって電圧降下を検証後、製造業者が定める定格断面積の硬質の導体を接続して行う。適用可能な場合、製造業者が定める最小断面積の可とう導体も接続して行う。定格断面積の硬質の導体で接続及び取外しを5回行う。試験の最後に端子台は、定格断面積の硬質の導体を接続し、その後に適用可能な場合最小断面積の可とう導体を接続して8.4.4による電圧降下試験に合格しなければならない。0.50.811.21.62

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