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色のヒミツ

パトライトの代表的な製品のひとつである回転灯は赤、黄、緑、青、紫とカラフルなラインアップを持っています。実はこのカラフルな色もひとつひとつ用途・意味があることをご存知ですか?道路運送車両法に以下のような規定があります。

  • ●「自動車には、側方灯、-中略-、緊急自動車の警光灯、道路維持作業用自動車の灯火、-中略-を除き、点滅する灯火または光度が増減する灯火を備えてはならない。」
  • ●「自動車に備える灯火は前照灯、-中略-、緊急自動車の警光灯、道路維持作業用自動車の灯火、-中略-を除き、光度が三百カンデラ以下のものでなければならない。」(道路運送車両法の保安基準)

実は回転灯は法律で基準を定められているのです。さらに詳しくなると、以下のような用途が規定されています。

赤色灯

赤

緊急車両用

警察、消防、救急などの緊急車両用として使われています。

黄色灯

黄

道路維持管理車両用

国土交通省、NEXCOなど道路維持管理車両用として使われています。

緑色灯

緑

道路運送車両用

大型トレーラーなどの道路運送車両用として使われています。

青色灯

青

防犯パトロール用

防犯パトロール用の回転灯は青色と法律で定められています。

紫色灯

紫

停止表示灯

停止中の車への突入防止に使われています。

例えば、最もなじみの深い赤色灯は緊急車両用として使用されています。一般には自家用車などでは使用できないものです。黄色灯は国土交通省やNEXCOなどの道路維持管理車両用として使用されています。

緑色灯と青色灯はみなさんにはあまりなじみのない回転灯の色かもしれませんが、緑色灯は道路運送車両用として、車長、車幅の大きな大型トレーラーなどに使用されています。青色灯は防犯パトロール用として使用され、近年の防犯意識の高まりをうけて日本各地の地域防犯のために役立っています。

紫色灯は前述の4色の回転灯とは若干性質が異なり、道路上での事故や、やむを得ず自動車を停止する必要のある場合に使用する回転灯です。これは三角形の反射式停止表示板の代わりに使用できる事が認められており、万が一の場合に活躍する回転灯です。

簡単に回転灯の各色の用途、意味をご説明しましたが、紫色灯以外は原則使用許可が必要です。また、紫色灯はどなたでもご使用いただけますが、自動車の走行中の使用(点灯)は認められていません。あくまでも停止時に使用するものです。

形のヒミツ

当社を代表する製品と言えば、パトカーの屋根の上で煌々と光るライトが思い浮かぶでしょう。どんな場面でも目立つライトの赤い「色」が印象的ですが、どんな「形」をしているかという事は意外と知られていないのでは無いでしょうか。

パトカーライトイメージ1

上の写真が現在、一般的なパトカーに搭載されているライトです。
「ブーメラン型散光式警光灯」という正式名称の通り、上から見てみると、まるでブーメランのように緩やかなアルファベットの「V」の形をしているのが分かるかと思います。
元々、日本のパトカーに搭載されていたのはライトが1つだけの小型の回転灯でした。現在のこのブーメラン型になるまでには、時代のニーズに合わせた改良の積み重ねがありました。

パトカーライトイメージ2

1つ目の転機は1977年に遡ります。1970年代初頭までの高度経済成長を経て、マイカーの所有率も著しく高まると同時に、街中では明るいネオンサインが溢れるようになった事で、ライトが1つだけという従来型の回転灯では緊急車両として目立ち難くなりつつありました。そこで、交通量の多いアメリカで活躍していた大型の横長の回転灯を参考に、バータイプの警察車両用の回転灯「散光式警光灯」を開発したのが当社でした。圧倒的に明るさが増したこの製品は日本中の警察車両に搭載され、それまでの常識を覆しました。

更に時が流れて1996年に2つ目の転機が訪れます。
それまでの横長タイプの散光式警光灯は、真横からライトを見た時の視認性に弱点がありました。前から見ても、後ろから見ても目立つライトですが、実は真横から見ると1灯式のライトと同じ面積しか目に入らないのです。たとえ赤信号でも交差点に突入する必要がある緊急車両なので、真横から見ても一目でライトが目に飛び込まなければなりません。

そこで、新たに開発されたのが、現在の「ブーメラン型散光式警光灯」という訳です。ブーメラン型にした事で、横から見たときのライトの面積を大幅に広げる事に成功しました。また、この独特の形状は走行時の空気抵抗を減らす役目も果たしており、燃費向上にも貢献しているのです。
当時グッドデザイン賞にも選定されるなどの高い評価をいただき、今でもパトライトを代表する製品となっています。

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音のヒミツ

「ウーウー」「ピーポーピーポー」「カンカンカンカン」
緊急車両の特徴と言えば、車両の上についた赤色灯の他にも、大きな音量で注意喚起するサイレン音があります。視覚と聴覚の両方に訴えかけるために、緊急車両では赤色灯とサイレンを組み合わせて使用しています。

緊急車両のサイレン音の大きさは「車両の前方20メートル、高さ1メートルの位置において、90dB(デシベル)以上120dB以下であること」と法律で定められています。90dB以上120dB以下という音圧レベルは、およそ列車が通過する時の高架下に相当しており、この環境下では殆ど会話が不可能になるという数値です。車やバイクの運転者や歩行者に緊急車両に注意を向けてもらう為には、より遠くから聞こえ、他の騒音にかき消されない大きさのサイレン音が必要になるのです。

音圧のレベル(dB) 音の大きさのめやす
120 極めて
うるさい
航空機のエンジン近く、
近くの雷鳴
110 ヘリコプターの近く、
自動車の警笛(2m)
100 列車が通過する高架下
90 騒々しい工場内
(機械/印刷工場)
80 うるさい 地下鉄の車内、交差点
70 掃除機、騒々しい街頭
60 普通の会話、事務所内
50 普通 静かな事務所、
エアコンの室外機
40 静かな住宅地、
深夜の市内、図書館
30 静か 深夜の郊外
20 木の葉がすれ合う音、
ささやき

また、このサイレン音は使用される緊急車両の種類によって、音の周波数に様々な特徴があります。

例えば、警察車両で使用する「ウーウー」という音は、4秒周期と8秒周期の2つの種類があり、走行の状況や場所に応じて使い分けられています。

次に「ピーポーピーポー」という救急車のサイレン音。警察車両と救急車を判別し易くすると共に、「ウーウー」という従来のサイレン音と比較して、威嚇性の低い音で、搬送中の怪我人・病人の精神的な負担を和らげる効果があります。

音のヒミツ イメージ

また消防車では、運用上においてサイレン音を使い分けていることをご存知でしょうか。

火災の場合 火災出動時 ウーウー、カンカン(サイレン+鐘)
鎮火帰署時 カンカン(鐘)
火災以外   ウーウー(サイレン)

これからは、サイレン音を聞けば消防車がどのような状況かわかりますね。

ちなみに、海外では6音、8音と言った多彩なサイレン音を使用している緊急車両もあり、海外映画で聞くサイレン音は日本と違っています。今後注意して聞き比べてみて下さい。

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